シュプリームのクリエイティブディレクターにデニム・ティアーズの創設者が就任

シュプリーム クリエイティブディレクター トレマイン・エモリー

Source:www.instagram.com/tremaineemory/

シュプリーム(Supreme)は、デニム・ティアーズ(DenimTears)を手がけているトレマイン・エモリー(Tremaine Emory)を新クリエイティブディレクターとして就任したことを発表した。2020年後半に、シュプリームがVFコーポレーション(バンズ・ノースフェイスなどの親会社)に買収されてから、初の大きな人事異動だ。

引き続き彼のブランドであるデニム・ティアーズを継続しながら、シュプリームのクリエイティブディレクターを務める形となる。

すでに同ブランドには加入しており、シュプリームの創設者であるジェームス・ジェビア(James Jebbia)と共にブランド全体の指揮を担う。

トレマイン・エモリーは、長年に渡りカニエ・ウェスト(Kanye West)、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)、エイサップ・モブ(ASAP MOB)、ステューシー(Stussy)などのコンサルティングを担当していたことでも知られており、今後のシュプリームがどう変化していくかも気になるところ。

また彼が手がけるデニム・ティアーズでは、黒人奴隷制度の対象となっていたアフリカ系アメリカン人のストーリーをデザインに落とし込まれているのが大きな特徴だ。

2021年秋冬コレクションでは、「1619年にスタートしたアフリカ系アメリカ人の奴隷制度」をテーマに掲げてコレクションを発表し、奴隷制度に対する社会問題を強く世界に訴えかけるコレクションとなっている。

シュプリームでは、どのようなメッセージやストーリーがコレクションに込められているのかも注目だ。